皆さんは、子どもたちに どんな将来を望みますか?
私は、子どもたちに「豊かな人生」を送って欲しいと考えています。
私が考える「豊かな人生」に必要なものは、「健康的」であることと「人間関係が豊か」であること。
この2つを満たすために、私は子どもたちに大人になっても積極的にスポーツに取り組んで欲しいと思っています。
テニス・野球・サッカー・ラグビー・・・。
種類は、関係ありません。
なぜ、大人になってもスポーツに取り組んでもらいたいか。
その理由は2つ。
・身体を動かすことは、肉体的にも精神的にもとても素晴らしい効果を持つ。
・スポーツという共通のものから、色々な出会いを経験し、幅広い人との交流を深められる。

私は、CrossFitというトレーニングを行っています。
私のジムは、外人ばかり・・・。
アメリカ発祥のトレーニングプログラム。
まだまだ日本での認知が少ないのが理由かもしれません。
トレーニングは60分間、グループで行います。
トレーニングメニューは、英語。
クラスの説明も、英語。
一緒にトレーニングする仲間とのコミュニケーションも、英語。
では、私が英語がスゴくできるのかと言えば・・・。
できる人が聞けば、ヒドイものかもしれません(笑)
でも、CrossFitという1つの共通したもの(スポーツ)があるから、意志の疎通ができます。
共通したもの(スポーツ)があるから、楽しく豊かな人間関係が築けます。
以前、「みんなでトライアスロンに参戦しよう!」なんて話が出ました。
その時の仲間の出身地は、アメリカ・ロシア・シンガポール・オーストラリア・・・、日本人は私1人。
ちゃんとした文法や綺麗な英語ではなくても、自転車の話をし、ランニングシューズや大会の話で盛り上がります。
教室を始めるために、CrossFitKidsという子供専門の運動指導資格をアメリカまで取得しに行きました。
知人もいない、初めての場所。
セミナーや子供専門トレーニング施設の見学で2週間のアメリカ滞在。
しっかりした英語ではない私に対しても、CrossFitという1つの共通したものがあるからこそ、皆が受け入れてくれる。
丁寧な英語でなくとも、会話ができる。
仲間ができる。
助けてくれる。
私は、スポーツという共通した1つを持つことで、国や人種に関係なく、多くの楽しく豊かな人間関係を経験してきました。
これを子どもたちにも、ぜひ経験してもらいたい。

私の教室は、サッカーや野球などのように技術の習得や、勝敗にこだわるものではありません。
いろいろな動作を、プログラミングに基づいた負荷や強度で行い、子どもたちの基礎身体能力を伸ばしていきます。
その理由は、小学生の貴重な成長時期に、まず身体を動かすことを楽しいと感じること。
その結果、運動を好きになることが、将来のためにとても重要だと信じているから。
だから、私の教室で大切にしていることは、勝敗やチーム・選手の優越ではありません。
1番 大切にしていること、それは「楽しい」。
大人になっても運動を続けていける大切な基礎を築いています。
勝敗にこだわる厳しい世界は、高校・大学からで充分。
その時に、目指す結果を手に入れるための基礎トレーニングを今しています。
私は、大学卒業後から消防士の道を選びました。
4人目の子どもが産まれたとき、いろいろな経験をえて、もう一度 自分自身のこれからを見つめ直した結果、新しい道への決断をしました。
それは、子どもたちへ将来に必要なものを伝えるため。

なぜ、私が「子どもの運動教室」を始めたのか・・・。
その答えは、子どもたちに「運動」を好きになってもらいたいから。
「運動」をすることで、健康的な体を維持できる。
「運動」をすることで、多くの楽しい出会いを経験できる。
豊かな人生を送るために、「スポーツに取り組む」「運動が好きである」ということが、必ず人生の大きなプラスになる、と信じているから。
教室の生徒から、嬉しい報告をたくさんもらいます。
「縄跳びが、学年で1番できる」
「運動会の選抜リレーに選ばれた」
「体力テストの結果が、ものすごく上がった」
「本当に、楽しい」
「苦手な部分が、できるようになった」
・・・。
すべて嬉しいことです。
ただ、これは楽しく取り組んだ結果にすぎません。
子どもたちは、本来できる要素をみんな持っています。
「楽しく」取り組めば、何回でもチャレンジする。
繰り返しのチャレンジが、自主性を芽生えさせる。
自主的に取り組むから、上達がさらに早くなる。
だから教室の生徒は、私が驚くほどの向上を見せてくれます。
これからも、子どもたちが運動をもっと好きになるように。
私の運動教室は、いつも「楽しい」です。